■エースコンバット7
いざ終わってみると砂嵐ステージの厄介さしか印象に残らなかった。
■クロノレガリア
劣化ボーダーブレイクだったソウルリバースの懲罰リリーフとして送り出された、
「横方向への移動」と「馬槍弓のじゃんけん」を無くした劣化三国志大戦。
CODE OF JOKERよろしく乞食釣りをしてすら客が寄り付かない、セガが2019年に誇る高級USB充電器。
(同じ筐体でインディーゲームをゲーセンに出せます!とか言われても不信感しか…おっとこれは余談)
トレーディングカードゲームのような体裁をとっているが、
その実キャラクターとカードの選択は「機能の選択」にしか過ぎず、
プレイヤーの個性や相性・流行による盤外戦術を引き出すような「尖り」に乏しい。
いかにも戦士な見た目のキャラが「攻撃力アップ担当」を振られているがために、
前線に出して戦闘するよりも、ベンチから応援団をするのが正解になる、
というのはまず相当いびつだし、分かりにくい。
相性による駆け引きが生まれない故に、プレイ中に問われるものの9割5分は「さんすうドリル」、
偉い人の言葉を借りれば「ク操作性のなかでいかにプレイングをパターン化して自分のミスを減らせるか」であり、
画面を正確に叩けたかで競うしかない音ゲーの対戦プレイに似た不毛さを感じることができる。
「さんすうドリル」が面白いのは小学生までだし、
対戦相手が回復魔法の入力を1カウントミスって自滅して、それで勝って嬉しいかと言われれば
微妙な気持ちにしかならないだろう。
全国対戦モードを選択したにも関わらず(タイムアウトではなく)肉入りと偽ったCPUをマッチングさせる詐欺行為、
「なんと今なら勝率0%でもランカーになれる!」ランクポイントのジンバブエドル化など、
対戦ゲームの運営としても神経を逆撫でしてくる。人を馬鹿にしている。
あまりにも腹が立ったので開発をブチ転がして今に至る。
リアルタイム戦略ゲームとしては同時期に同社からリリースされたリボルバーズエイトのほうが、
見た目のキャッチ―さも、ゲームの醍醐味を知るための導線も、戦略性そのものも、
いずれもよりよくできていたように思う。クロレガを「スマホでもできそう」というのは間違い、
なぜならスマホゲー未満だからだ。
実質クロレガという噂のTEPPENや、セガクラロワ系ゲームの本命リーグオブワンダーは
端末が未対応でプレイできず。興味はある。
■風花雪月
こんなのファイアーエムブレムの皮を被ったネオロマンスゲームよ!
(今回、開発が光栄なので洒落になっていない件)
戦闘部分はEchoes以上に大味では?という疑念が今に至るまでぬぐえないのです。
多分巻き戻しと計略(敵を簡単に足止めできる)のせい。
■スカイガレオン
ゲームもイラストも昔のままなのでイマイチやる気が出ません。
中条花月画伯の新規描き下ろしが来たら起こして。
■魂斗羅ローグコープス
いやね、かつてレガシー・オブ・ウォーの発売を心待ちにしていた、
純真無垢なサターンっ子だった僕からして言うなら、
ある種願いが果たされた瞬間と言えないことはないんだけど…
とりあえず言っておきたいこととしては
・ファッキンオーバーヒート
(武器を切り替えろ、育てろというご意見は「そんなまだるっこしいことできるか、
最初から全開でやらせろ、貴様は”魂斗羅”だろうが」だ)
・マルチだと露骨に簡単になる、しかしマッチングに難あり、かと言ってシングルだとつらい。
難易度調整を放棄してないかい。
出来が良いゲームだとはお世辞には言えないけど、妙にダラダラ遊べるゲームではある。
敬愛する先達ゲームレビュアーの言葉を借りれば「味のないガムを噛み続けている」ような。